ワーホリ申請に必要な書類や出発までの流れ、仕事探しについて

マルタでワーキングホリデー

2026年1月から、日本とマルタでもワーキングホリデー協定が有効になり、あらかじめ就労許可のあるビザを持って渡航できるようになりました。

ヨーロッパの観光地でもあるマルタでは、カフェやレストランなどの飲食店で多くの外国人が就労しているため、日本人でも働ける可能性があります。

このページでは、マルタのワーキングホリデービザを申請する方法とその流れと、注意すべき点を紹介します。

マルタでは語学学校に3か月以上留学する場合、事前に学生ビザを申請する必要があります。ワーキングホリデービザの申請方法は、学生ビザの申請とどのように違うのでしょうか?

また、渡航後の仕事探しを含め、他の国ではなくマルタを選ぶメリットは何なのでしょうか。

海外での就労経験を積むため、他の英語圏を含む国々と比較し、地中海に浮かぶ島国を選ぶ場合の注意点を含めて解説します。

ワーキングホリデービザとは?

ワーキングホリデーってそもそもどんなもの?

ワーキングホリデー、通称ワーホリとも呼ばれるこの制度は、青年が協定を結んだ国へ渡航し、その国の文化に触れながら、滞在資金を補うためにルールに応じた就労を認めるビザ(査証)のことを言います。

よく知られている国としてカナダやオーストラリアが挙げられ、日本で正社員として働くよりもお金を稼ぐことができ、留学費用に加えていくらかの貯金まで出来るといったニュースをちらほら目にすることもあります。

実際、オーストラリアでは最低賃金が時給24.95オーストラリアドル(2025年7月時点)となっており、アルバイトでもかなりのお金を稼げます。

近年、世界各国で違法に就労する外国人が増えているというニュースが流れる機会が増えましたが、自分の国以外でお金を稼ぐ、働くということは簡単なことではありません。

その国での滞在許可だけでなく、就労する許可を申請し、認可を得る必要があります。その申請には、語学の証明書や雇用者からの証明書を含む、さまざまな書類を用意します。

申請しても必ず就労許可が出るわけではなく、厳しい審査をクリアしてはじめて海外で働くことができます。

こうした手間なく、あらかじめ就労許可が含まれているワーキングホリデービザは、非常に便利な制度と言えます。

マルタのワーキングホリデービザについて

マルタのワーホリの条件や申請方法

それでは、マルタのワーキングホリデービザの申請資格や必要書類、申請の流れについて詳しく紹介していきます。

申請の条件を確認しよう

ワーキングホリデービザを申請する場合、いくつかの条件があります。

マルタのワーキングホリデービザを申請できるのは、以下の条件を満たしている必要があります。

マルタのワーキングホリデービザ申請条件
  • 日本国籍を持つものであること
  • 申請時、年齢が18歳以上30歳以下であること
  • 犯罪歴がないこと
  • 健康であること
  • マルタでの滞在目的が休暇を過ごすことであること

上記の条件をクリアしている必要があります。マルタでのワーキングホリデービザは、滞在期間中に就労が許可されていますが、ワーキングホリデービザで渡航、入国する目的はあくまで休暇を過ごすことです。

胸のうちに将来はヨーロッパで働きたいという気持ちがあったとしても、ワーキングホリデービザ申請時点では、あくまで目的はマルタで休暇を過ごすこと、なので覚えておきましょう。

手続きに必要な書類を確認

申請条件をクリアしたら、次にワーキングホリデービザ申請に必要な書類をチェックしましょう。

マルタのワーキングホリデービザ申請に必要な書類
  • ワーキングホリデービザ申請書類
  • パスポート(有効期間がマルタでの滞在期間+90日以上であるもの。もしギリギリの日にちなどの場合は更新しておきましょう。)
  • ICAO基準の写真(サイズは51mm x 51mm、肌の色は自然なもので明るくコントラストがしっかりしており、顔が写真の70%から80%を占めたもの。また、イヤリングやピアスなどの装飾は外し、顔がしっかりと認識できるものに限る)
  • 無犯罪証明書(最初に外務省領事サービス室証明班に連絡し、発行してもらいたいことを伝え、詳細情報を伝えるためのメールアドレスを確認。その後、外務省から確認が取れたら最寄りの都道府県警に本人が出向き、指紋採取などの後に発行されます。英文が必要であることも伝えておくと同時に用意してもらえます)
  • 銀行残高証明書(自分名義の口座に最低2,400ユーロ以上分の残高が必要です。また作成してもらう際は必ずユーロ建てでいくらになるか記載してもらいましょう)
  • マルタまでの往復国際航空券(Eチケット)、片道の場合は復路の航空券を購入できることを証明する残高証明がが必要です
  • 海外留学傷害保険の英文付保証明書(マルタおよびヨーロッパで入院した際の治療費を含む100,000ユーロ以上を補償するもの)

無犯罪証明書や銀行などの金融機関で発行してもらう英文残高証明書は、作成してもらうのに時間がかかるので、できるだけ早めに申請しておきましょう。

マルタまでの国際航空券は、シェンゲン協定国乗り継ぎにならない国を選んだ方が良いとされているため、中東やトルコでの経由便をお選びください。

海外留学傷害保険に加入すると、補償内容がメールで届きますが、英文でその内容を記載した付保証明書を必ず送ってもらう必要があります。

マルタのワーキングホリデービザ申請から出発までの流れ

条件をクリアし、必要書類を用意したら、いよいよワーキングホリデービザの申請手続きを開始します。

なお、ワーキングホリデービザ申請は、遅くともマルタ入国希望日の6週間前までに行わなければなりません(マルタでのビザ審査は非常に時間がかかるため、3か月以上前に手続きすることを強くおすすめいたします)。

以下、ワーキングホリデービザ申請の流れを順番にご案内します。

マルタのワーキングホリデービザ申請の流れ
  1. マルタのビザ手続きを代行しているVFSグローバルのWebサイトからビザ申請予約を行う(注意点として東京近郊にお住まいの方はVFSグローバル東京センターに直接書類を持っていく直接申請が可能、その他の地域にお住まいの場合は郵送申請となるため、予約時に必ず大阪センターをお選びください)
  2. 必要書類を揃え、直接申請の場合は東京センターに持っていき、申請を行います。その他の地域から郵送申請する場合は、予約日までに書類が届くよう発送しなければなりません。なお、VFSグローバルの申請費用(直接申請は100ユーロ、郵送申請は150ユーロ)およびパスポート返信費用を、直接申請の場合は窓口でクレジットカード(ビザまたはマスターのみ)でお支払い、郵送申請の場合は現金書留にて送付していただく必要があります。
  3. 申請後、予定では6週間から8週間程度でビザが発給された後、パスポートが返送されます(先に記載しましたが、マルタで審査を行うビザセントラルユニットは非常に時間がかかるため、もう少し長い時間を要するものをお考えいただいた方が良いです)。
  4. パスポートが戻ったらマルタ行きのフライトへ搭乗します。マルタでの入国手続きの際、入国目的を聞かれたらワーキングホリデーでの滞在であることを伝えてください。

注意点として、ワーキングホリデービザ申請をするとその間、パスポートがお手元にない状態となります。申請期間中の海外旅行を計画しないようご留意ください。

ワーキングホリデービザで渡航する場合の注意点

ワーホリ渡航の注意点を知っておく

マルタにワーキングホリデービザでの渡航を希望する場合、あらかじめ知っておくべき注意点があるので以下、ご紹介します。

申請に英語力は不要、でもマルタでの生活には必須です

マルタに限らず、ワーキングホリデービザを「申請」する際、英語力を証明する書類を提出する必要はありません。

「ワーホリで海外に渡航すれば、最低賃金が高いし、英語が身に着くだけでなく貯金もできる」という話を聞き、英語が身に着いていないのにワーキングホリデーでカナダやオーストラリアに渡航する方が今でもいらっしゃいます。

ビザ取得、国際航空券の購入は日本国内で手続きできるので問題なし、到着後の住まいもオンラインで探せば見つかり、契約もできてしまいます。

しかし、英語が分らなくても行けばなんとかなる、というマインドで渡航すると、現実の厳しさに直面することになります。

例えば、インターネットで見つけてすでに支払いも済ませたシェアアパートに到着、部屋に入るとWebサイトに表示されていたイメージと違い、薄暗かったり、水回りがカビだらけだったりすることも。

こんな部屋は無理!と次の部屋を見つけようにも、まず契約した部屋の解約をしなければなりません。そのため、家主に連絡をすると解約は可能だが、支払い済みの家賃は一切返金がない、との返事が届きます。

調べてみると、オンラインで契約する際、「英文の契約書を必ず読んでおくこと」と記載されており、その中に途中解約は一切、返金がないことが記述されていたりします。海外渡航することで気持ちがいっぱいになり、英語が苦手だからと契約書を読まないまま、高額な費用を先払いするとこうしたトラブルに巻き込まれます。

また、いざ仕事を探そうと思っても、英語力がなければ仕事は見つかりません。カナダやオーストラリアでのワーキングホリデービザでの滞在は非常に人気が高く、同じ仕事を探す人たちに英語力があれば当然、その人たちが仕事をすることになります。

さらに、オーストラリアなどでは英語力がなくても農園での仕事が見つかることもありますが、英語が分らないとやはり契約書を正しく理解できず、最低賃金以下の金額で働かされてしまう可能性もあります。

マルタでも同じ、仕事をしながらマルタで暮らすためには最低でも中級程度の英語力が必要である、と考えていただいた方が良いです。

本当にマルタが最適?他のワーホリ可能な国と比較する

マルタでのワーキングホリデービザ取得が可能と分かり、ヨーロッパのリゾート地で働きながら現地での生活を楽しめる、ということは大きな魅力と言えます。

しかし、あらかじめ知っておくべきなのが、マルタの最低賃金です。2026年1月時点、マルタでの1週間あたりの最低賃金は 229.44ユーロとされており、時給に換算すると5.74ユーロとなります。

この金額は、その他の国と比べて低く、家賃や光熱費、食費をカバーするにはギリギリの生活を強いられることになります。

例えば他のワーキングホリデーが可能で、英語を母国語とするヨーロッパの国にはイギリス、アイルランドがあります。比較的ワーキングホリデービザが取得しやすいアイルランドの最低時給が14.15ユーロであることを考えると、本当にワーキングホリデービザを取得し、海外での就労経験を積みながら現地生活を楽しむ国として選ぶべきか、よく考える必要があります。

マルタは地中海に浮かぶリゾート地であり、1年を通じて気候が温暖かつ天気が良い日も多いため、生活しやすい国です。お金のため、ではなく、マルタという国が大好き!な方にとって、ワーキングホリデービザが利用できることになったのは大きなチャンスであることは間違いありません。

マルタでのワーホリに関するQ&A

マルタのワーホリQ&A

これからマルタへのワーキングホリデービザでの渡航をご検討されている方へ、よくある質問とその回答を紹介します。

どのくらいの期間まで滞在できる?

マルタのワーキングホリデービザを取得した場合、マルタには最長で1年間、滞在することができます。

マルタの家賃や食費などの生活費って1か月どのくらい必要?

マルタの家賃は、住む地域やお部屋タイプによって異なりますが、週300~400ユーロ前後を見ておくと良いでしょう。また、食費については外食をしないことを前提として、1か月あたり300ユーロ程度を見ておくようにしましょう。

マルタで仕事って見つかるの?

ワーキングホリデービザの大きなテーマとなる就労、アルバイトですが、マルタでも簡単に見つけられるのでしょうか?

厳しい回答になりますが、マルタでのアルバイト探しは簡単ではありません。最初に紹介したようなカフェやレストランでのアルバイトについても、現在ではSkills Passというものをクリアしなければ雇用してもらえません。もちろん、その内容を理解するには英語力が必要ですし、働くとなれば顧客対応や業務に従事できる英語レベルが求められます。

マルタへのワーキングホリデービザ渡航をお考えの場合は、事前にマルタ留学丸わかり!にご相談ください。事前の語学留学を含めたサポートをさせていただきます。

マルタのワーキングホリデービザまとめ

ワーキングホリデービザで渡航できるようになったマルタ。その申請条件や必要書類、方法について解説しました。

あらかじめ用意しなければならない書類の取得にも時間がかかるものが多いため、できる限り早めに動き出すことを強くおすすめします。

また、ワーキングホリデービザは、マルタ以外の国でも取得可能であることを含め、本当にマルタを選ぶべきかはしっかりとご検討ください。

ヨーロッパでも過ごしやすいマルタで暮らしてみたい!とお考えなら、ぜひ一度、ぜひ一度、マルタ留学丸わかり!にお問合せください。

語学力に合わせた事前の留学を含め、ご案内をさせていただきます。なお、ワーキングホリデービザ申請のサポートのみはサービスとして提供しておりませんこと、あらかじめご了承ください。

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