
海外旅行の場合、日本人だとあまり気にする必要がないビザ(査証)。
ビザとは、外国人が希望する国に入国するときに求められる許可書です。
世界で信頼されている日本人は短期なら事前にビザ申請しなくても入国が許可される国が多く、マルタ含むヨーロッパ各国も事前準備が不要。
とはいえマルタでもある期間を境にビザ申請の準備をしなければなりません。
マルタ留学における期間別、ビザの種類や申請方法についてこのページでご案内します。
他の国の学生ビザ申請の方法に比べると難しいことはなく、必要な書類・費用も一緒に紹介していきますね。
語学学校スタッフに相談しながら着実にビザ申請を進めましょう。
マルタ留学で現地入国の際に求められるビザについて学ぶ
日本から海外の国々へ入国するには基本的にビザ、査証と呼ばれるものが必要です。
日本国籍・パスポートを持っている場合、多くの国で短期間の滞在なら事前にビザ申請・発給を受けなくても入国することができます。
マルタ共和国に入国する場合にも日本人で短期間の滞在ならビザ申請は不要。
でも長期間のマルタ留学を検討しているなら、ビザ準備をしなければなりません。
このページでは短期間の無査証・ビザなしでの入国と長期マルタ留学をする場合に必要なビザの準備と種類、申請方法について紹介していきます。
短期なら事前に準備するものなし、でもルールは知っておこう
マルタへの短期間、最長3か月までならビザは申請不要です。
ちょっと詳しく説明をしておくと、マルタ共和国はシェンゲン協定にしています。
シェンゲン協定は1985年にヨーロッパの国家間で出入国検査をすることなく国境を越えることができるように結ばれました。
シェンゲン協定加盟国へ日本を含む外国人が入国する場合、最初に入国地で検査をします。
マルタ留学をする場合、日本からは直行便が飛んでおらず、北回り・ヨーロッパいずれかの国で乗り継ぎをする場合にはその乗り継ぎ国で出入国検査を受けます。
南回り、中東経由ならマルタご到着時に検査があります。
マルタはシェンゲン協定加盟国、留学でも3か月以下はビザ不要

シェンゲン協定加盟国であるマルタへ短期間の滞在をするだけなら、ビザの心配をしなくても良いのですが、注意すべきポイントがあります。
パスポートの有効期限にご注目、残存有効期間が3か月以上残っている必要があります。
パスポートの有効期間が2か月を切っているなら、できる限りお早目に更新の手続きを済ませておきましょう。
パスポート更新には時間がかかります(1週間程度)、マルタへのご出発ギリギリにならないようにくれぐれもご注意を。
そしてもうひとつ、もしあなたがマルタ留学直前、または直後にヨーロッパ周遊旅行をご検討中なら「シェンゲン協定国でのビザなし滞在可能な期間は180日間のうちの90日間というルールがあることを覚えておいてください。
例えば、マルタに12週間(約3か月間)の留学を計画、せっかくヨーロッパに行くんだからマルタに入る前に2週間、イタリアをぐるぐる回ってみよう、と考えた場合、これは「180日以内に90日間以上の滞在をする」ことになるため、NGです。
12週間のマルタ留学後、日本へ帰る前にヨーロッパを巡りたい、という場合にもこのケースがあてはまるのでくれぐれもご注意ください。
長期滞在で日本出発前に用意すべき書類と現地着後の申請方法

短期間、3か月まではビザ、査証申請手続きは不要でしたが、3か月以上のマルタ留学をする場合にはビザ申請が必須です。
ビザ申請の方法は国によってバラバラ、またビザと一言にいっても種類がいくつかあります。
マルタに3か月以上滞在する場合に必要なビザの種類は以下となります。
- 学生ビザ
- 労働ビザ
- 居住許可ビザ
- 投資家ビザ
- 永住ビザ
このうち、マルタ留学をする場合に必要となるのは学生ビザです。
それでは、マルタの学生ビザ申請の方法についてご案内していきます。
マルタ留学、現地到着後にビザ申請方法と流れについて
マルタの学生ビザですが、他の英語圏のように日本出発前に申請手続きを済ませるものではありません。
必要な書類を揃えてマルタへ渡航し、現地着後にマルタの首都バレッタにある移民局での申請となります。
マルタ・学生ビザ申請に必要な書類は以下となります。
- ビザ申請用紙
申請用紙(リンクします) - パスポート(全ページコピー含む)
スタンプのない白紙ページもコピーが必要 - マルタまでの往復国際航空券(Eチケット)
留学終了後の帰国日が未定な場合、最も遠い日で入力しておく - 海外旅行(留学)傷害保険
マルタ留学期間をカバー(出発日から帰国日まで)、英文証明書を用意 - 写真(パスポートサイズ)
背景白、裏面にサインを入れておく(予備含め2枚用意しておくと良い) - 英文残高証明書
マルタの語学学校で滞在先を手配してもらう場合には金融機関(銀行等)にて1日あたり25ユーロ以上の金額で作成(ユーロでいくらか記載)、日本出発予定日から1か月以内のものであること(滞在先を個人で見つける場合には1日あたり48ユーロ以上の金額が必要となります)
※本人名義でなく保護者名義の場合、Affidavit of Support(扶養宣誓供述書)と保護者のパスポートコピーが別途必要 - 上記金融機関口座のキャッシュカードのコピー
マルタ到着後、ATMで現金を引き出してそのレシートを用意する
※マルタ含むヨーロッパ各国でお金を引き出せるキャッシュカードを用意(金融機関に要相談) - マルタで通う語学学校が用意する書面
入学許可書、学校費用支払い証明書、滞在先証明書(ホームステイやレジデンスなど)およびビザレター
上記書類を揃えてクリアケースに一つにまとめ、ビザ申請費用100ユーロを現地で用意しましょう。
マルタ留学丸わかり!でお手続きいただく場合にはご出発前のオリエンテーションで必要書類を一緒に再確認します。
マルタ到着後は語学学校スタッフに書類一式を見せて書類に不備がないかを確認して移民局での申請方法を確認、お手続きをすることになります。
学生ビザ申請を行うバレッタの移民局は以下の場所となっています。
Identity Malta Agency
Head Office Valley Road, Msida, MSD 9020,Malta
電話番号
(+356) 2590 4000
窓口時間
月曜日~金曜日、07:15 – 15:15
アルバイトも可能、でも知っておきたい現地事情

マルタ長期留学で学生ビザを申請すると、アルバイトをすることも可能になります。
学生ビザでアルバイトができる国は実はあまり多くはありません、マルタ留学のメリットになりえるものなのですがその前に知っておかなければならないルールがあります。
アルバイトに関する条件は以下です。
- 週あたり最大20時間まで
- マルタ到着から滞在13週目以降であること
- 就労許可申請手続きが学生ビザ申請とは別に必要
- 申請費用280.50ユーロを支払うこと
申請費用230ユーロは決して安くありません、また24週間のマルタ留学だった場合に13週目からアルバイトの許可は出ているものの、就労許可申請から実際に許可が出るまで約2か月、8週間ほど時間がかかるようです。
本当にマルタに長期留学、24週間以上の滞在を希望する場合にはアルバイトを海外就労経験として身に着けるのも良いですが、語学学校にきちんと通いながらアルバイトを両立させるのは決して楽なことではありません。
アルバイトで疲れがたまってしまい、語学学校に出席できない日が続けば出席率が低下(学生ビザでのマルタ滞在の場合、出席率を8~9割に維持する必要があります)、なんてことがないようくれぐれも気を付けてくださいね。
マルタ留学に必要なビザに関するまとめ
他の英語圏のように学生ビザ申請が必要であっても、日本で事前にあれこれ手続きをしないで済むのでマルタは長期留学でもおすすめです。
学生ビザ手続き含め、語学学校選びなどでお悩みの場合はぜひ、マルタ留学丸わかり!までご相談ください。
お見積りやカウンセリングはもちろん、語学学校手続きや現地サポートを含め無料でご案内しております。
※ビザに関するご質問は、マルタ留学丸わかり!ご利用のお客様のためのサポートの一環となりますため、すでにご自身、または他の留学エージェントでの語学学校手続きをお済ませになっていらっしゃる場合にはご案内いたしかねますこと、予めご了承くださいませ。