ヨーロッパのリゾート地、地中海に浮かぶ小さな島国であるマルタに留学するメリットの1つが近隣諸国へ格安費用で旅行できること。
その中でも今回はフランスの首都、パリへの旅行についてご案内します。
芸術の都パリの魅力やマルタからのアクセス方法、訪れるべき観光名所をご紹介。
夏休みや春休みの短期留学でも、準備を進めて渡航すれば、きっと満足の行くパリ旅行をお楽しみいただけるはずです。
マルタ留学中に行ってみたい、フランス・パリ旅行の魅力とは?
ヨーロッパには、マルタ留学中に行ってみたいと思う国・都市が数多くあります。
その中でもフランス、パリにはどのような魅力があるのか、ここでご紹介します。
世界屈指の美術館が揃っている
絵画、芸術にどれだけ疎くても、ルーヴル美術館の名前は誰しも耳にしたことがあるはず。
パリには、そのルーヴル美術館をはじめ、学校の授業やインターネットで調べるとすぐに出てくる本物の絵画が展示された美術館、博物館があちこちにあります。
ルーヴル美術館の「モナリザ」(フランス語では絵画のモデルさんの名前からLa Joconde(ラ・ジョコンド)と呼ばれています)や、オランジュリー美術館の「睡蓮」、オルセー美術館の「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」は、テレビや雑誌でも見かけることがあるのではないでしょうか。
マルタ留学中に、ヨーロッパの絵画を見てみたいと思うなら、パリ旅行は外せません。
おしゃれなカフェ、美味しいパン屋さんがいっぱい
日本にもあちこちにカフェはありますが、やはりパリのカフェは雰囲気が違います。
忙しく行き交う世界中から集まった観光客や、パリジャン・パリジェンヌを眺めながら美味しいコーヒーを楽しめるのはパリならでは。
少し歩けばすぐにカフェが見つかるパリで、お気に入りのカフェを見つけてみてはいかがでしょうか。
また、カフェと同じくパリでよく見かけるのがパン屋さん(ブランジュリー)。本当に美味しいパン屋さんが非常に多いパリで、バゲットを購入して脇に挟み、歩きながら少しかじるとパリっぽさを感じられますよ。
お買い物が大好きな方にもパリはおすすめ
パリを紹介する画像に凱旋門が出てきますが、その目の前にはシャンゼリゼ通りがあります。
ショッピング好きにはたまらない、多くの有名店が並んでおり、ぶらぶら歩くだけでもお楽しみいただけます。
その他にも、おしゃれ好きから評価の高いマレ地区、カジュアルファッションや色々なお店が入ったレアル(Les Halles)も学生さんに人気があります。
マルタ留学中の思い出の1つとして、パリで自分へのご褒美に何か買って帰ってみてはいかがでしょうか。
その他観光スポットが盛りだくさん
上記でご紹介したおすすめポイント以外にも、エッフェル塔やノートルダム寺院、モンマルトルやパリディズニー、ちょっとだけパリからは離れますがヴェルサイユ宮殿など、人生で一度は訪れておきたい場所があります。
せっかくマルタ留学でヨーロッパに行くのなら、格安費用でパリ旅行を楽しみましょう。
マルタからパリへ旅行する方法と費用について
それではマルタ留学中、パリへ留学するための準備には何が必要となるか、またどれくらいのお金、費用がかかるのか見ていきましょう。
マルタ空港からパリへのフライトについて
国際航空券は、今や簡単にインターネットで調べることができ、購入もワンクリックで行えるようになりました。
Expediaなどを利用して、ご自身のマルタ留学期間中にパリ旅行をしてみたい日にちを合わせて調べてみましょう。
マルタ空港からパリへ向かう場合、エアマルタの直行便が就航(2023年11月)しており、片道3時間、パリのシャルルドゴール空港へ到着します。
費用は、多くの人が行き交う時期(繁忙期)となる夏休みなどは高くなり、逆にあまり人が動かない時期(閑散期)になれば安くなります。
大まかな費用となりますが、往復で約2万円で購入いただけます。
パリでのホテル探しはどうすれば良い?
パリへのフライト探しの次は、滞在先、ホテル探しです。
ホテルもインターネットで簡単に見つけられるのですが、以下の項目には注意しましょう。
- 「安さ」だけで選ばないこと
- 目的の観光地へのアクセスの良し悪し
パリは世界屈指の観光地ということもあり、ホテルの値段はピンキリです。できるだけ費用を抑えたい、その気持ちは分かるのですが、「安さ」だけでホテル選びはしないようにしましょう。
パリにはプチホテルと呼ばれる、家族経営の小規模なホテルも多く、ちょっとレトロな雰囲気を味わえる反面、言い方を変えると設備があまりよろしくないホテルもあります。
また、北駅や東駅周辺にはリーズナブルなホテルが多いものの、夜間の治安があまりよくありません。ホテルの評価、それからその周辺に関する情報を知らべた上で予算に合ったホテルを選びましょう。
もう1点、ホテルがある場所がどこかも重要です。パリの観光名所の多くは、凱旋門からノートルダム寺院までの直線状に多く、その周辺には地下鉄(メトロ)の駅もあるので便利です。
特に週末を利用してパリへの小旅行を考える場合、アクセスの良し悪しは非常に重要。ちょっとお値段が張ってもオペラ座(ガルニエ)周辺のホテルを利用すると、移動に時間を取られずに済みます。
空港からの移動やパリ市内での公共交通機関について
パリにはシャルルドゴール空港(ロワシー空港とも呼ばれています)の他にオルリー空港もありますが、上記にご紹介したマルタからのフライトでシャルルドゴール空港に到着した場合、パリ市内へのアクセスはいくつか選択肢があります。
- 鉄道を利用する
- バスを利用する
- タクシーを利用する
鉄道を利用する場合、シャルルドゴール空港にはRER(Reseau Express Regional、郊外への高速鉄道)のB線が入っており、この鉄道を利用するとパリの中心部であるシャトレ駅まで行くことができます。
費用は11.45ユーロと、最も安いです。
しかし、パリ市内まで出る途中で止まる駅の治安があまり良くないため、旅慣れていない方にはあまりおすすめできません。滞在先がどこになるかにもよりますが、バスをご利用いただいた方がノンストップでパリ中心部まで出られるのでおすすめです。
そのバスはロワシーバスと呼ばれており、シャルルドゴール空港の各ターミナルとパリ・オペラ座(ガルニエ)を結んでいます。費用は16.20ユーロとなっています。
最後のタクシーは、海外旅行で利用するとぼったくりの被害に遭いやすいものとして知られていますが、シャルルドゴール空港とパリ間のタクシー費用は固定、62ユーロとなっています。3人以上の友達同士でパリ旅行をするのであれば、タクシーを利用しても良いでしょう。
パリ市内に着いたら、移動にはメトロ(地下鉄)やバス、トラムを利用することになります。いずれも日本のSuicaやPasmoのようなICカード、Navigo easyの利用が便利です。
シャルルドゴール空港でバスチケットを買う自動販売機や、メトロの各駅に設置された自動販売機で購入可能、デポジットとして2ユーロを支払います。
バスチケットやメトロなどを10回利用できるカルネと呼ばれるものをチャージすることで、それぞれの公共交通機関を利用できます。
旅行中に必要なお金ってどのくらい?
マルタからのパリ旅行で、上記にご紹介した「旅費」以外にどのくらいのお金がかかるのでしょうか?
カフェやレストランでの飲食について
マルタのカフェでコーヒーを1杯注文すると、2ユーロ前後のところが多いですが、パリは観光地ということもあり平均して5ユーロくらいは必要です。
食事についても、カフェなら15ユーロ程度、レストランになると最低でも20ユーロからとなります。そこに、チップが必要となることも忘れてはいけません。
せっかくのパリ旅行だから贅沢がしたい!という方であれば、食べたいもの、行ってみたかったカフェやレストランへ行くのもお楽しみの1つです。
そうではなく、美術館巡りなど他の目的があるならあちこちで見かけるパン屋さんでクロワッサンやパンオショコラ、パンオラザンなどにしておいても良いでしょう。モノプリなどのスーパーに行けば、飲み物やチーズ、ハムを安く購入できるのでお出かけ前にサンドイッチを作っておいて、歩きながら食べても良いですね。
美術館など観光名所の入場料ってどのくらい?
美術館の入場料ってどのくらいなのでしょうか?すべての美術館の入館料をご案内すると大変なことになってしまうので、ルーヴル美術館の入館料のみ、ご案内させていただきます。
2024年3月、入館料は22ユーロです。
ルーヴル美術館は非常に広く、絵画に関する知識がなくても歩いて回るだけで半日以上の時間がかかります。その中でお気に入りの絵画が見つかれば、より長くの時間が必要となるため、決して高い金額ではありませ
ん。
もし、美術館巡りをメインにパリ旅行をお考えなら複数の美術館の共通入場券となるパリミュージアムパス(2日有効、4日有効、6日有効があります)を購入すると良いでしょう。
また、もう1点注意しなければならないのが入館までにかかる時間です。世界中から集まる観光客が、ピラミッドと呼ばれるルーヴル美術館のメインエントランスに長い列を作ります。あらかじめオンラインでチケット予約をしておかなければ、チケット購入専用の列に並ばなければならないため、入館までに1時間以上を要することも。
オンライン予約をしたら、ピラミッドからの入場ではなく、メトロ1番線または7番線のパレロワイヤル・ミュゼドルーヴル駅からカルーゼルデュルーヴルと呼ばれるショッピングモール内にある入り口を選ぶと雨でも濡れず、並んでいる人もやや少ないのでおすすめですよ。
ちなみにパリの美術館、博物館の多くは毎週火曜日がお休みです。週末利用ではなく、ちょっと長めのパリ旅行をお考えの場合はご留意ください。
マルタ留学を経験してパリへ行く場合の注意点
見たいものを見て、おしゃれなカフェでコーヒーを飲み、美味しいご飯を食べるパリ旅行。お楽しみが満載なのですが、マルタ留学中にパリへ行く場合、注意しなければならない点があります。
財布を表に出さず肌身離さず持っていること
マルタ留学前に、「マルタは治安が良いですが、日本とは違うこと、くれぐれも気を抜かないようにしましょう」と注意を受けますが、パリはその警戒度をかなり引き上げなければなりません。
スリや置き引きは当たり前、お買い物やレストランでのお支払い時、財布にお金が入っているところを見られると狙われてしまいます。マルタは治安の良さから、そこまで警戒していなくても被害に遭う確率は低いのですが、残念ながらパリはそうはいきません。
貴重品は肌身離さないようにし、財布にはできるだけ高額な紙幣を入れず、クレジットカードでの決済をするように心がけましょう。お土産として高額なお買い物をする場合、パスポートコピーを求められることがあるので財布に入れておくと良いです。
メトロやカフェ、チュイルリー公園でお金を求めてくる人にも注意
パリの街を歩いていると、お金をくださいと声をかけてくる子供やおばあさんがいます。
可哀そうに思い、お金を渡そうとすると、そこにスリが出てきて財布ごと盗られてしまうことも。
ルーヴル美術館のすぐそばにあるチュイルリー公園でベンチに座り、一休みしているとベンチの利用代を払えと言ってくる人もいますが、無視してかまいません。
厳しい言い方になりますが、マルタのように治安が良い場所ではない、ということをくれぐれも忘れないようにしてください。
マルタ留学中にパリ旅行をお考えの方へ
マルタ留学のメリット、欧州旅行でも特に人気の高いパリ。
マルタから直行便で行くことができ、リーズナブルな価格で芸術の都での旅行をお楽しみいただけます。
マルタ留学丸わかり!では、語学学校の手配だけでなく、パリを含む、ヨーロッパへの小旅行についてのご案内も行っております。
学校費用のお見積りと併せ、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
この記事を書いた人
- ヨーロッパ・地中海に浮かぶマルタ共和国の素晴らしさを紹介し、1人でも多くの日本人留学生をご案内したいマルタ留学丸わかり!は、業界最安値を保証します。留学業界10年以上のプロフェッショナルが、語学留学はもちろん、高校生や大学生の海外進学のご相談も承ります!