はじめての海外留学で乗り継ぎに不安のある方へ

ドバイ空港での乗り継ぎ方法をご紹介します

日本からマルタ留学をする場合、直行便がないことから必ず乗り継ぎが必要です。

北回り、ヨーロッパ経由のフライトはややお高め、出来るだけ費用を抑えるため南回り、中東経由の安い航空券は人気があります。

特にアラブ首長国連邦の航空会社であるエミレーツ航空、ドバイ乗り継ぎ・ラルナカ(キプロス)経由でマルタへ向かう留学生は多いです。

そこで、このページでは日本からマルタまで、ドバイ乗り継ぎで行く場合の流れをご紹介します。

はじめての海外留学で地中海にあるマルタを選んだものの、乗り継ぎってどうすれば良いか不安、という方は少なくありません。

そんな海外初心者の方も、ヨーロッパに行ったことはあるけど直行便しか利用したことがない方も、どうかご安心ください。

このページを最期までお読みいただければ、エミレーツ航空の乗り継ぎ便を利用したマルタまでの行き方が分かります。

航空券が安い中東経由で行くマルタ、人気のエミレーツ航空

中東経由でも人気が高いエミレーツ航空

先にご紹介した通り、日本から地中海に浮かぶヨーロッパの島国、マルタ共和国へ行くには、必ずどこかの国で乗り継ぎが必要です。

フランスやドイツ、イタリアなどの欧州各国での乗り継ぎとなる北回りの航空券は、マルタまでのフライトでかかる時間は短いものの、今回ご紹介する中東・アラブ首長国連邦、ドバイでの乗り継ぎ便よりも費用が高め。

時期にもよりますが、場合によっては数万円の差額が出ることもあり、その金額があればマルタで様々なアクティビティに参加できます。

時間よりも費用を重視するなら、南回りのフライト、中東経由の方が航空券は安いです。

ドバイ乗り継ぎとなるエミレーツ航空以外にも、カタールの首都ドーハ乗り継ぎとなるカタール航空や、同じアラブ首長国連邦のアブダビ乗り継ぎとなるエティハド航空など、中東経由便にも選択肢があります。

では、なぜ中東の航空会社が選ばれるのでしょうか。その理由には、航空券が安いだけでなく、イギリスの航空会社格付け機関であるSkytraxの発表しているランキングで常に上位にランクインしていることが挙げられます。

基本的な乗り継ぎが1回で済むエミレーツ航空を利用してマルタへ行くためには、まず航空券の予約、購入しなければなりません。続いて、予約と発券、それから飛行機内での席選びのコツについて解説します。

予約と発券の違いと飛行機内での席の選び方について

予約と購入は別モノ、座席選びのコツとは?

インターネットで気軽に国際航空券を購入できる今、マルタまでのエミレーツ航空のチケットもオンラインで予約・購入が可能です。 エミレーツ航空のWebサイトに日本のご出発日と、マルタを出発される日を入力すると、一番安い航空券が表示されます。

表示されたものの中から希望のフライトを選び、お名前やご住所、パスポート情報とお支払い方法を入力し、クリックすれば電子航空券(Eチケット)がメールアドレスに届くシステムとなっています。

その他にも、最寄りの旅行会社で航空券は予約、購入が可能ですが、「予約」と「購入」には違いがあることをご存知でしょうか?

「予約」はあくまで予約だけ、まだ購入はしていない状態なのに対し、「購入」はすでに航空券代を支払い、発券してしまうことを指します。

航空会社やExpediaなどの旅行サイトでは、「予約」という過程がなく、直接「購入」しなければなりません。

「え?何か問題でも?」と思われるかもしれませんが、「購入」して発券してしまうと、万が一、マルタに行けなくなってしまった際、キャンセル規約に基づいて払い戻し手数料を支払う必要があります。

格安航空券の多くは、発券後、高額なキャンセル費用(場合によっては払い戻し金なしということも)が必要となるため、慎重に「購入」するよう注意してくださいね。

旅行会社は、「予約」状態を数時間~数日の間、維持できる航空券を販売しています。オンラインでの購入よりも割高になることもありますが、キャンセルの可能性がある場合には便利なので、問い合わせをしてみると良いです。

飛行機内での席選びはどこがおすすめ?

航空券を購入した後、飛行機内での席を指定できるものがありますが、どんな席を選ぶと良いのでしょうか?

正解は、「前方の通路側」です。

せっかくの空の旅だし、窓際で綺麗な空を見ていたい、そう思うかもしれません。私もはじめての海外行きはそう思い、窓際を選択しました。

しかし、窓際を選ぶと当然、通路側には人が座ります(ガラガラのフライトなら空席の可能性もあります)。

そうすると何が困るかというと、フライト中のお手洗いに行く度に通路側の人に声をかけなければなりません。

はじめての海外で、外国人が通路側に座っていると、当然、英語で話さなければならず、結構なストレスになります。

いつでも気軽にお手洗いに行ける、「前方・通路側」のシートを選ぶことをおすすめします。

ドバイ到着後の乗り継ぎはこんな流れ、実際に体験してきた

実際にマルタまで中東経由便を利用してみた

前置きが長くなってしまいましたが、いよいよ、日本からドバイ乗り継ぎでマルタに行く流れについて、解説します。

実際にマルタまで、エミレーツ航空を利用し、ドバイでの乗り継ぎを経験してきた時(2022年11月)のお話をさせてください。

日本の空港でチェックインと出国手続きを済ませる

まずは日本の出発空港でチェックイン手続きを済ませましょう。

チェックイン手続きは、多くの航空会社がオンラインで完了できるようになっています。各航空会社のオンラインチェックイン項目を選択し、お名前や航空券番号を入力してご自宅を出る前にチェックインを済ませておくことをおすすめします。

その理由は、フライトにもよりますが、混雑していると空港でのチェックインに長蛇の列ができ、かなり時間がかかてしまうためです。オンラインチェックインを済ませておけば、預ける荷物(スーツケースなど)を専用カウンターに持っていくだけ、搭乗券をスムーズに受け取れますよ。

ちなみに東京や大阪ではなく、地方都市からの乗り継ぎの場合、各都市の空港で国際航空券のチェックインが出来ることもあります。東京や大阪で荷物を受け取り、チェックインし直す手間がないので便利です。

航空券購入時に、日本国内の移動に必要な航空券が、エミレーツ航空をはじめとする国際航空券と同時に発券され、共同運航便扱いになっているか確認しましょう。確認方法は、航空券番号が日本の航空会社(JALまたはANA)の番号だけでなく、エミレーツ航空ならEKから始まる便名になっているかを見ればお分かりいただけます。

日本国内のフライトは空港に遅くとも1時間前、直接、ドバイに行く国際線の場合は2時間前までに空港に到着するようにしましょう。

スーツケースを預けて搭乗券(ボーディングパス)を受け取ったら、セキュリティチェックを済ませます。続いて出国手続きカウンターを抜け、搭乗券に書かれた出発ゲート前に、出発時刻の遅くとも30分前には到着するようにしてください。

飛行機に乗ったら、大きな持ち込み手荷物がある場合は席の上にある棚に入れ、シートベルトを着用して出発を待ちます。ハンドバックなどであれば、目の前の座席の下に入れておくだけでもOKです。

ドバイ国際空港でマルタ行きのフライトに乗り継ぎ

日本の空港を出発したら、ドバイまではゆっくり休んで到着を待ちます。

途中、食事の時間もあるので、お好みのプレート(牛肉や魚、お米やパスタなど)を選びましょう。キャビンアテンダント(CA)さんの英語が分かりにくかったら、焦らず何を言っているか、質問しましょう。マルタ留学到着前のはじめての英語になるかもしれませんが、落ち着いて話せば大丈夫ですよ。
そうこうしていると、あっと言う間にドバイ国際空港に到着、いざ乗り継ぎをしなければなりません。

以下、ドバイ空港到着から乗り継ぎ便が出発するゲートまでの流れをご紹介します。

  1. 飛行機を降りたら「Connection」と書かれた赤いボードに沿って進む
  2. 大きな電光掲示板が見えてくるので、次のフライトの時間から乗り継ぎ便が出発するゲート番号を確認する
  3. 手荷物検査場を通過して出発ゲートに向かう
  4. 出発ゲート前に遅くとも30分前には到着しておく

文字列にするとたったこれだけのこと、なのですが、いくつか注意点があるので解説しますね。

まず、飛行機を降りたら英語とアラビア語で書かれたボードが見えてきます。Connection(乗り継ぎ)とArrival(到着)で矢印が異なっていますが、お乗り継ぎなので「Connection」を追って進みます。

すると、途中に大きな電光掲示版が見えてきます。出発時間順に、どのフライトがどのゲートから出発するのか表示されているので、利用するフライトの時間から利用便名を確認し、表示されている出発ゲートを確認しておきます。

続いて、手荷物検査場が見えてくるので、持っている荷物や財布、時計やスマホをプレートに乗せ、チェックを抜けましょう。

その後、進んでいるとドバイ国際空港の巨大エレベーターが見えてきます。自分が向かうべきゲート番号が書かれたエレベーターに乗りましょう。ちなみにこのエレベーター、せっかちな私はドアを閉めようとボタンを探しましたが、操作ボタンはありません。じっと待っていると締まるので、そのまま待ちます。

エレベーターを降りたら、ゲート次第なのですが、ターミナル内移動用の無料電車に乗らなければならない場合もあります。(BおよびCのゲートビルは繋がっているので徒歩移動可能、BまたはCからAに移動するにはこの電車に乗らなければなりません)

電車での移動は5分かからない程度。ただ、重要な点として「迷ったらアウト」です。私は大阪からドバイへのフライトだったのですが、手荷物検査場に人が多く、結構な時間を取られました。

そこから先ほどご紹介した巨大エレベーターに乗り、無料電車で移動したゲートAの到着地点からゲートまでかなり離れており、指定ゲートに到着したのはちょうど30分前。

海外が初めての方は「本当にこの電車で合ってる…?」と心配になって、乗ることをためらってしまう可能性があります。しかし、そこで時間を使うと乗り継ぎ便の出発に間に合わない可能性も。

ゲート番号を確認し、無料電車が必要な場合は迷わず乗って、時間までにゲート前に到着できるよう進んでくださいね。

なお、私は無料電車を降りて指定ゲートまでの間にカフェを見つけ、まだ大丈夫、と思いコーヒーを飲んだせいで遅れたのもあります。くれぐれも余裕を持って移動するよう心がけましょう。

ラルナカ・キプロスで何をすれば良い?

ドバイで無事、乗り継ぎを終えたらマルタに向かって一直線…というわけではありません。

途中、キプロス共和国のラルナカ空港に到着します。ここでは何をすれば良いのでしょうか?

ラルナカでやることは「何もありません」

ラルナカに到着すると、ドタバタと人が降りていきます。「経由」なのですが、搭乗客が降りているのを見ると「あれ?自分も一回降りるべきなのかな?」と思ってしまいますが、「降りる必要はありません」。

じっと飛行機の中で待っていると、清掃員の方が入ってきて、周囲の座席周りを掃除します。やがて出発時刻が近づくと、あらためてアナウンスが入り、いよいよマルタに向けて再出発します。

このラルナカでの経由は、復路、お帰りのフライトでも同じなので覚えておいてくださいね。

無事、マルタに到着したら入国審査があるので、お手元にパスポートと搭乗券、それから機内で配られる入国カードにお名前などを記入したものを用意しておきましょう。

入国審査が終われば、お荷物を受け取ります。これで、日本出発からマルタ到着までの乗り継ぎの流れは終了です、お疲れ様でした。

マルタ留学で人気のエミレーツ航空利用、ドバイ乗り継ぎまとめ

エミレーツ航空を利用してドバイで乗り継ぎ、マルタまで行く方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

はじめての海外で、乗り継ぎがあるのは不安ですし、このページで書いた「流れ」が分かっていても、やはり緊張はするものです。

しかし、実際に行ってみるとなんてことはなく、私のように乗り継ぎ空港で時間を無駄に浪費しない限り、問題なく次のフライトに登場できます。

マルタ留学のデメリットとも言われる「乗り継ぎ」ですが、この乗り継ぎがあるからこそ安い航空券を購入できるメリットにもなっています。

エミレーツ航空のスタッフさんは非常に親切で、分からないことを質問すると根気よく聞いて、答えを返してくれますよ。

マルタ留学が決まったら、エミレーツ航空の格安航空券を探してみてくださいね。

マルタ留学丸わかり!はマルタまでの航空券探しもサポートしますので、ぜひお気軽にお問合せください。

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この記事を書いた人

マルタ留学丸わかり!編集部
ヨーロッパ・地中海に浮かぶマルタ共和国の素晴らしさを紹介し、1人でも多くの日本人留学生をご案内したいマルタ留学丸わかり!は、業界最安値を保証します。留学業界10年以上のプロフェッショナルが、語学留学はもちろん、高校生や大学生の海外進学のご相談も承ります!

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