マルタは留学中にアルバイトできる?

渡航後に現地でアルバイトするには?条件や時給について調べてみた

海外への長期留学を検討する場合、現地で働くことのできるワーキングホリデー(ワーホリ)でのご渡航もお考えの方が少なくありません。

2023年、今のところ日本とマルタ共和国はワーホリ協定を結んでおらず、前もって就労許可を申請することができない状態です。

では、マルタでアルバイトはできないのか?というと、そんなことはなく、長期留学で条件をクリアすることで、マルタでも働けます。

どうすればワーホリのようにアルバイトをしながら、生活できるのか、このページで解説します。

マルタに限らず、ワーホリ協定のある国で働きながら暮らしてみたい方に、おすすめの留学方法をご紹介しているので、ぜひ最後までお付き合いください。

ワーホリ(ワーキングホリデー)とは?

海外に長期滞在できて働くこともできるビザ

ワーホリ(ワーキングホリデー)とは、青年が協定を結んだ国へ渡航し、その国の文化に触れながら、滞在資金を補うためにルールに応じた就労を認めるビザ(査証)のことを言います。

よく知られている国としてカナダやオーストラリアが挙げられ、日本で正社員として働くよりもお金を稼ぐことができ、留学費用に加えていくらかの貯金まで出来るといったニュースをちらほら目にすることもあります。

実際、オーストラリアでは最低賃金が時給23.23オーストラリアドル(2023年7月時点)となっており、かなりのお金を稼げます。

先にご紹介した通り、マルタ共和国と日本の間にはワーホリ協定がなく、日本人留学が出発前に就労許可が含まれるビザを得ることはできません。

では、マルタ共和国で日本人が働く、ということは不可能なのでしょうか?

マルタとワーホリ協定がないならアルバイトはできない?

このページをお読みいただいている方は、すでにインターネットで調べてご存知の可能性が高いですが、日本人がマルタ渡航後にアルバイトをしてお金を稼ぐことは可能です。

ただし、アルバイトをするには条件をクリアしなければなりません。その条件を以下、ご紹介します。

長期滞在ビザを申請することで就労許可を得られる

まず、マルタへ1週間から3ヶ月、ビザ申請の必要がない短期留学をする場合、アルバイトはできません。

アルバイトをするための就労許可を得られるのは、3ヶ月以上の長期留学で、マルタに到着した後に長期滞在ビザを申請する場合です。マルタの長期滞在ビザは、他の国の学生ビザ申請のように面倒な手間はなく、揃える書類もややこしいものがありません。

マルタ長期滞在ビザ申請に必要なもの

  • パスポート
  • 英文残高証明書(日本の金融機関で発行してもらえます)
  • 参加する学校が発行するビザ書類(学校申込後に現地から送られてきます)
  • 海外留学傷害保険証明書(マルタ滞在中にケガや疾病してもお金が払われることの証明)
  • 留学終了後にマルタから日本へ帰国するための国際航空券
  • 証明写真
  • 申請料金

長期滞在ビザ申請については、以下の別ページで詳しく解説しているのでご参照ください。

マルタ長期留学に必要なビザについて詳しく見る

上記の長期滞在ビザが無事、発給されればマルタでアルバイトをするために必要な就労許可証を申請できます。

続いて、ワーホリのようにマルタでアルバイトをすることのメリット、それからデメリットにはどのようなことがあるのか解説します。

マルタでワーホリ代わりにアルバイトをするメリットとデメリット

働いた方がいい?実際の時給などについて

長期留学でマルタに渡航した後、就労許可書を取得してアルバイトをするメリットおよびデメリットを以下、ご紹介します。

留学中の生活費用を稼げる

マルタでアルバイトをするメリット、1つ目は留学中の生活費用を稼げることです。

他の英語圏に比べて費用が安いとはいえ、マルタでも長期留学になれば大金が必要。アルバイトをすることで、食費や滞在費用を捻出できます。

ただし、アルバイトで稼げることを前提に、マルタ長期留学の費用を用意しないようにしましょう。

日本と同じようにアルバイトをしようと思って必ず見つかるものではありません。

語学学校とは違うマルタでの英語に触れられる

2つ目のマルタでアルバイトをするメリットは、現地マルタ人が話す英語に触れられることです。

語学学校で学ぶ訛りのない英語とは違い、マルタには公用語として英語のほかにマルタ語もあり、英語に訛りがある人も少なくありません。

長期留学で英語の訛りがあることはデメリットだと受け取られがちですが、正しい英語を聞き取る力だけでなく、発音のことなる英語を聞き取れるようになることは、語学力アップに役立ちます。

また、語学学校では英語力に合わせ、話す速度をコントロールしてくれますが、アルバイト先では普段の生活で使われる容赦ない英語の速度に慣れなければなりません。

マルタに限りませんが、海外で英語を使ったアルバイトをすれば、語学学校のレッスンとは異なる英語に触れられるメリットがあります。

就労許可申請に必要な費用が高く働けるまで約2ヵ月はかかる

マルタでのアルバイトについて、メリットをご紹介してきましたが、続いてデメリットについて解説します。

長期留学中にマルタで働くため、就労許可申請を出したものの、働けるようになるまでは約2ヵ月かかります。そもそも、マルタ渡航後に働けるようになるまで少なくとも12週間(13週目から就労可能)ほどかかるため、あらかじめ申請準備を進めておかなければ、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

また、長期滞在ビザとは別に、就労許可申請には280.50ユーロもの申請費用が必要です。後述するアルバイト代を含め、就労許可を申請すべきかよく考えなければなりません。

時給が低くアルバイトが見つかる保証もない

マルタでのアルバイトに関するデメリット2つ目は、時給が低いことです。

先に挙げたようにオーストラリアや他の英語圏でのワーホリに人気があるのは、最低賃金が日本より高く、生活費用を稼げるからです。

一方、マルタの最低賃金は週40時間で192.73ユーロ(2023年)、時給にすると4.8ユーロ、カフェなどの飲食店での時給だと6ユーロから7ユーロ程度です。

さらに、就労許可を申請する際、アルバイト先を決めておく必要がありますが、働くための英語力が身についていなければ、アルバイトそのものが見つかる保証はありません。

マルタでのアルバイト探しは、Webサイトの利用や学校スタッフへ相談しながら探します。学校、滞在先との距離や労働時間などを見て、自分の条件に合うものを見つけ、応募してみましょう。

とはいえ、せっかく働き口が見つかっても時給が低いため、その時間を英語の勉強に充てた方が良いか悩まされることもあります。

続いて、英語を学びながら働くワーホリを希望する方に、おすすめのマルタ留学の利用方法をご紹介します。

マルタで英語を学んで他の国でのワーホリに活かそう

留学費用の安いマルタとワーホリで稼げる国との2か国留学

海外へできるだけ長期留学をして英語力を身に着けたい。でも、お金のかかるカナダやオーストラリアを選ぶと語学学校の費用だけで、準備したお金が消えてしまう。

そんなお悩みを、マルタ留学との組み合わせ、2か国留学で解決しませんか?

英語力がなくてもワーホリは可能、ただし仕事が限られます

ワーホリについて調べていると、「英語力がなくても仕事なんて見つかるよ」というメッセージを見つけてそれを信じ、渡航してしまう方もいます。

実際、英語ができないから仕事が見つからないか、と言えばそんなことはなく、コミュニケーション能力があればアルバイトは見つかります。

ただし!大切なのは、そのアルバイトが本当にやりたいと思っていた職種かどうか。

英語力がない場合、畑などでの肉体労働や日本人相手のお土産屋さん、または日本食レストランでの仕事が多く、一緒に働く同僚も英語ができない人がほとんど。

そうしたアルバイトを海外で長期間こなし、日本に帰国しても、英語力は伸びません。日常会話程度はできても、ニュースや新聞、ビジネス英語は見についておらず、日本で英語を使った仕事に就くことも難しくなります。

費用が安いマルタで英語を身に着けてアルバイトを探す

カナダやオーストラリアは、生活費用が高く、英語力を身に着けるための語学学校に通うのにも大金が必要です。そこで、費用の安いマルタ留学が役に立ちます。

マルタで費用を抑え、しっかりと英語力を身に着けた後、希望するカナダやオーストラリアのワーホリビザを取得します。すると、英語が使える状態での仕事探しをするわけですから、希望する条件のアルバイトを見つけやすくなるわけです。

留学費用が同じように安いフィリピン留学も選択肢の1つになりますが、ワーホリ前提であればあまりおすすめできません。というのも、フィリピン留学の場合、学校はスパルタで朝から夜までひたすらマンツーマン英語レッスンを受けられるものの、英会話のスピードが非常にゆっくりです。

フィリピン留学でTOEFLやIELTSといったアカデミック英語のスコアを取得し、アメリカやカナダ、オセアニアに進学すると「周りが話す英語が早すぎて分からない」というお話を耳にすることも少なくありません。

マルタ留学で費用を抑えて中級以上の英語力を身に着け、一旦日本に帰国した後にワーホリ協定のある国へ飛び立ちましょう。

まとめ

ワーホリ協定のないマルタでも、長期留学なら日本人でもアルバイトができることをご紹介しました。

一方で、就労許可申請にお金と時間がかかるだけでなく、時給もあまり良くないマルタで本当にアルバイトをすべきかは疑問が残るところです。

マルタでは、留学費用を抑えて英語力アップを目指し、ワーホリは最低賃金の高い他の国を選ぶというのも選択肢の1つです。

これからワーホリを含めた長期留学をお考えなのであれば、ぜひ一度、マルタ留学丸わかり!にお問合せください。

最善の長期留学、ワーホリを一緒に見つけましょう。

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この記事を書いた人

マルタ留学丸わかり!編集部
ヨーロッパ・地中海に浮かぶマルタ共和国の素晴らしさを紹介し、1人でも多くの日本人留学生をご案内したいマルタ留学丸わかり!は、業界最安値を保証します。留学業界10年以上のプロフェッショナルが、語学留学はもちろん、高校生や大学生の海外進学のご相談も承ります!

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